茶商が集まるまち


北番町、安西、茶町など静岡茶市場周辺には、製茶問屋や斡旋商をはじめ、お茶に関する様々な業種、茶業関連施設が数多くあります。
このため静岡市は、各地からお茶が集まりお茶に関する様々な情報を集積し、付加価値を加えて全国へ届ける役割を担っています。また、市内には茶箱や茶袋などの資材、製茶機械、倉庫や運送業などお茶に関わる関連産業も多くあります。こうしたお茶のまち、関連産業の発展のきっかけは、清水港からお茶が輸出されたことと深く関係があるのです。

茶商(製茶問屋)の仕事

静岡市には全国からお茶が集まります。各地の荒茶の特性を見極めて仕入れ、飲む人の好みに合わせて、火入れ、合組(ごうぐみ)を行い、美味しいお茶に仕上げるのが製茶問屋の仕事です。

鑑別

各地の荒茶工場で製造された様々な荒茶を、目、鼻、舌、手触りなど研ぎ澄まされた感覚と経験をフル活用してその特性を見極め、消費者の好みにあったお茶を仕上げるために仕入れを行います。静岡市には、お茶の審査技術で全国に数人しかいない10段の資格をもつ茶師が2名もいます。

火入れ

火入れとは、荒茶をさらによく乾燥させるとともに、お茶独特の香りや味を引き出すために行う作業です。同じお茶でも火入れの仕方によって風味が異なるお茶に仕上がり、茶匠の技術が大きく影響します。

合組(ごうぐみ)

合組とは、産地や品種、蒸し具合などが異なる荒茶の特徴を見極め、ブレンドすることでより価値のあるお茶を生み出す技術です。荒茶は香りの良いもの、味に 旨みのあるもの、形が優れたもの、水色が鮮やかなものなど、実に様々な特徴を持っています。それぞれの特徴を活かし、より価値ある商品を作る技術が合組です。