大原第一共同製茶組合は、安倍川支流の藁科川流域で、「ヨンコン茶」を手掛けるお茶工場。
「ヨンコン茶」とは、お茶を作るにあたって4工程で作っていた時代があり、「よんこうてい」が変じて「ヨンコン」になったのが由来だとか(諸説あります)。現在ここで作られているヨンコン茶は「萎凋(いちょう)させた茶葉を120秒の特蒸し」で仕上げたもの。
萎凋とは、茶葉の水分を蒸発させる工程で、通常の製茶では摘んだお茶をすぐに蒸すところを、一晩かけて萎凋することで、120秒もの深蒸しにしても粉々にならず、おいしく飲める深蒸し茶に仕上がるのだそう。
スッキリした渋みの、一味違う深蒸し茶をぜひ一度お試しください。