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2016年 7月の記事一覧
2016.07.20

福岡と静岡の絆

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7月1日(金)から15日(金)にかけ、福岡市で775年の歴史を誇り、国重要無形民俗文化財に指定されている「博多祇園山笠」が開催されました。

この歴史ある行事に、“静岡市”が関わっているのをご存知でしょうか? 祇園山笠の起源には諸説あると言われていますが、一般に広く知られているのは、仁治2(1241)年に聖一国師が、疫病駆除のために施餓鬼棚に乗って祈祷水を撒いたのが始まりと言われています。聖一国師は言うまでもなく、わたしたち静岡市の栃沢でお生まれになった高僧で、静岡茶の祖と言われている方です。

平成21(2009)年の富士山静岡空港の開港を契機に、静岡と福岡を結ぶ言葉として聖一国師があがり、以後、毎年、地元の有志や市議会をはじめとする関係の輪が広がり、聖一国師の生まれ故郷・栃沢の生家で取水された清水が「勢い水」として、祇園山笠のお祭りに使用されるようになりました。

本年も、7月7日(木)の七夕の日に、聖一国師と縁のある京都・東福寺、福岡・承天寺の関係僧侶の方々が栃沢までお見えになり、「水汲みの儀」が執り行われました。

水汲みの儀(7月7日 静岡市葵区栃沢)

水汲みの儀(7月7日 静岡市葵区栃沢)

一週間後の7月14日(木)には、聖一国師生家の米澤様をはじめ、総勢50名ほどの訪問団が、生家で取水した40リットルの水を、聖一国師が開山した福岡・承天寺に奉納。翌朝4時59分にスタートした山笠のクライマックス「追い山」で「勢い水」として、山笠を担ぐ男衆に撒かれました。

生家で採水した水の奉納(7月14日 福岡市・承天寺)

生家で採水した水の奉納(7月14日 福岡市・承天寺)

 

博多祇園山笠・追い山(7月15日 福岡市・櫛田神社)

博多祇園山笠・追い山(7月15日 福岡市・櫛田神社)

2016.07.19

平成28年度「静岡市お茶の学校」 第2回講座を実施しました。

平成28年度「静岡市お茶の学校」 第2回講座を実施しました。の画像

7月2日(土)に平成28年度「静岡市お茶の学校」第2回講座を実施しました。

第2回講座のテーマは「お茶摘み体験と製造見学」でした。

今回、講師を務めていただいたのは清水区和田島にある(有)グリーンエイトの皆さん。

 

初めに、梅島地区の茶畑に移動し「お茶摘み体験」を行いました。

今回、お茶摘みをした品種は“やぶきた”。

皆さん、お茶の摘み方を講師の北條様から教えていただいた後、それぞれお茶摘みを行いました。

摘んだ茶葉は各自持ち帰って、お茶づくりやてんぷらにしていただこうと考えていましたが、当日の清水区の最高気温は30.4℃。気温が高いと摘んだ後2時間程度しか持たないこともあり、急遽紅茶の製造ラインに加えさせていただきました。茶摘み①

茶摘み②

お茶摘み体験後は(有)グリーンエイトの茶工場へ。

昨年11月に会社事務所を改装してオープンしたお茶カフェ「GREEN∞CAFE」を見学させていただきました。

★ GREEN∞CAFEの情報はこちらから

★今年度作成しました冊子「静岡お茶カフェ」にも掲載しています。冊子のダウンロードはこちらから。(PDF:5.05MB リンクをクリックするとダウンロードされます)

 

お昼を挟んで、工場見学と品種茶の飲み比べを行いました。

講座当日は紅茶の製造が行われていたため、緑茶と紅茶の製造方法の違いについて教えていただきながら工程を見学しました。工場見学①

工場見学②

工場見学③飲み比べでは4品種5種類の紅茶の飲み比べを行いました。

飲み比べ①飲み比べ②第2回講座では「摘み取られたお茶っ葉が荒茶(あらちゃ)になるまで」を学びました。

これはまだ皆さんが普段飲んでいるお茶ではないのをご存知でしたか?

第3回講座は「茶商の仕事と茶の町散策」では荒茶が製品になるまでの「仕上げ」の工程、静岡市にある「茶町」の成り立ちを学びます。

 

 

2016.07.19

「清水のお茶」のはじまり

「清水のお茶」のはじまりの画像

日本を代表する茶産地である静岡市には、「静岡本山(ほんやま)茶」と「清水のお茶」という2大ブランドがありますが、いずれも鎌倉時代に始まる長い歴史と伝統をもつお茶です。

今回は「清水のお茶」のはじまりについて、縁の深い清見寺とともにご紹介します。

 

日本における茶は、古くは平安時代の記録に見られますが、鎌倉時代初期に宋(今の中国)から茶の種子を持ち帰り、茶の効能を「喫茶養生記」に著した栄西禅師が「茶祖」として顕彰されています。

栄西禅師が京都栂尾(とがのお)の明恵上人に茶の種子を贈った後、全国に広まった場所が「宇治」や「醍醐」などであり、「清水のお茶」のはじまりとも言える「駿河清見」でした。

 

「駿河清見」とは現在の清水区興津付近を指し、当地にある清見寺では極めて早い時期から都に知られたお茶が作られていました。駿河湾と三保松原を望む風光明媚な古刹として知られる清見寺は、足利将軍や徳川家康公からも厚い庇護を受けています。

 

このような由緒ある場所に起源をもち、800年近くの間作り続けられているのが「清水のお茶」なのです。

歴史を知ると、普段のお茶が違ったものに見えてくるように思われます。

 

 

「清水のお茶」のはじまりとも言える清見寺。境内にはJR線が通っています。

「清水のお茶」のはじまりとも言える清見寺。境内にはJR線が通っています。

 

足利将軍や徳川家康公とも縁の深いお寺です。

足利将軍や徳川家康公とも縁の深いお寺です。

 

眼下には駿河湾と三保の松原を望むことができます。

眼下には駿河湾と三保の松原を望むことができます。

 

この美しいお寺に起源をもつのが「清水のお茶」です。

この美しいお寺に起源をもつのが「清水のお茶」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016.07.07

平成28年度「静岡市お茶の学校」開校式・第1回講座を実施しました。

平成28年度「静岡市お茶の学校」開校式・第1回講座を実施しました。の画像

6月25日(土)に平成28年度「静岡市お茶の学校」開校式・第1回講座を実施しました。

今年度の受講生は36名。皆さん「静岡市のお茶」「お茶のまち静岡市」に関心を持って集まってくださいました。

 

静岡市では多様な人材育成講座が実施されており、今年度からそれらの人材育成講座を1つに束ねた「静岡シチズンカレッジ こ・こ・に」が始まりました。

「静岡市お茶の学校」も「静岡シチズンカレッジ こ・こ・に」の専門課程として位置づけられています。

今年度は「静岡シチズンカレッジ こ・こ・に」の関係講座である「地域デザインカレッジ」や「環境大学」で学んだ方も多く受講いただいています。

静岡シチズンカレッジ こ・こ・に シンボルマーク

 

開校式には田辺静岡市長(学長)も参加いただきました。

市長(学長)からも「まちづくりは人づくり」の考えから「シチズンシップに富んだ人になってほしい」とのお話がありました。

市長(学長)挨拶

 

第1回講座のテーマは「静岡茶の歴史」

静岡産業大学 総合研究所 客員研究員の中村 羊一郎様にご講演いただきました。

第1回講座「静岡茶の歴史」

中村様は日本国内だけでなく、中国・東南アジアにおける茶に関する民俗学的研究をされており、今年度6月、著書『番茶と庶民喫茶市』で「茶道文化学術賞」を受賞されました。

講義では「日本へのお茶の伝来」や「静岡茶が全国ブランドとなった理由」など興味深い話が多く聞けました。

 

 

第2回講座は「お茶摘み体験と製造見学」お茶っぱが荒茶になるまでの工程を学びます。